放送・映像業界御用達。SEIKO セイコー サウンドプロデューサー SVAX001とは
テレビや舞台、編集スタジオで良く見かけるグレーのストップウオッチ、それがサウンドプロデューサー SVAX001です。
そんな特殊な奴見たこと無い!なんて方、写真を見たら一度は見かけた事があるかもしれません。普通のストップウオッチと違って、ボタンを押した時に音が出ない(録音・録画時に音が入らない)や、時間を足し算、引き算して計算出来る、カウントダウン機能など。放送業界向けの機能満載のストップウオッチです。これが何故かうちにありちょっとした時間計算やストップウオッチとして活躍していました。
そんなサウンドプロデューサーは電池の持ちが良いのも特徴です。いつ交換したっけ?と思うほど電池が持ちます。ただ所詮電池で動いているもの、いつかは電池切れがやってきます。そんな我が家のサウンドプロデューサーにも電池交換のサインが表示されましたので交換作業を行ってみたいと思います。
画面の左上に電池マークが表示されました。
まずは分解!
まず背面のビスを6本を外します。
長年の汚れなどでネジが錆びていたりして開け難い場合もありますのでネジ穴を舐めてしまわないように気をつけてネジを外します。精密ドライバーセットがあると便利です。
適度に汚れております。あまり酷ければ交換した方が良いですが今回は綺麗に清掃しておきました。
あとは半分に分割していきます。液晶画面を下にして背面を真上に持ち上げるようにすれば分解出来ます。液晶背面、中央に見えるのが今回交換する電池です。
電池交換していきます
サウンドプロデューサー SVAX001の交換電池はCR2032になります。100均などでも簡単に手に入る定番ボタン電池です。
電池の外し方ですが少しコツがいります。金属のバネで電池が留まっているので下側の爪を細いマイナスドライバかピンセットを使って持ち上げるようにしてロックを外します。
あとは新しい電池の電池のプラスマイナスを確認して(マイナスが下側になります)再度ロックを掛ければOKです。
最後にリセット作業を
蓋を閉めて元通りにする前に必ずリセット作業を行います。この辺は腕時計などと同じですね。
やり方は基盤のシールに記載がありますがACと+をショートさせて下さいの文字があります。時計の電池交換をした事がある方ならお馴染みですね。サウンドプロデューサーも必ずこの作業が必要です。
ACと+の場所は電池の右手の基板上にあります。ピンセットか無ければクリップを伸ばして作った細い針金を使ってもOKです。
まとめ
わざわざ記事にするほどの作業でもありませんがどこかの誰かの役に立てば良いブログなのであえて記事にしてみました。
サウンドプロデューサーは放送音楽業界定番商品でタフな作りなので電池交換さえ行えば末永く使えます。時計屋さんや家電量販店で電池交換をお願いすると腕時計の電池交換同様1000~1500円の料金を取られてしまいますが自分で行えば電池代の100円だけです。折角なら自分で交換して末永く使える相棒として可愛がって下さいね。