マジェスティ4D9 オイル交換の手順
前回は忙しかったので近所のバイクショップでオイル交換をお願いした愛車マジェスティ4D9。交換から3500キロほど経ったので少し早いですがオイル交換してみました。
自宅でのオイル交換が面倒なのは交換後の古いオイルの処理です。今までは自宅にある古いウエスなどに吸わせて捨てていましたが(住んでいる自治体によって違うみたいなので確認して見て下さい) 手持ちにウエスが無かったので今回はウェビックで廃油処理ボックスも購入してみました。
ウェビックオリジナルの廃油処理BOXです
写真で見ると大きく見えますが実際はこのサイズです
大きさはほぼ手のひらサイズです。一見、小さいと感じますが廃油2リットルを十分処分出来るサイズになります。マジェスティのオイルはフィルター交換しても1.7リットルなので丁度良いサイズですね。
作業開始!
まずセンタースタンドを掛けた状態で数分エンジンを回して軽くオイルを温めておきます。最初にやっておけばスムーズにオイルを抜くことが出来ます。今回はオイルだけでなくフィルターも交換しますのでオイルを抜く為に外す場所は3箇所になります。
一番最初は車体左手下、丁度オイルフィルターの右手にあるドレンボルトを外します。12mmのボルトで留まっていますがこれが非常に舐めやすいボルトなのでTレンチを使って外します。身近にあるからと言ってモンキーレンチなどを使うとボルトを舐めて大惨事になってしまいます。
これがあると便利!
Tレンチがあればそれほど力も要らず簡単に緩めることが出来ます。
万が一舐めてしまった場合は、この工具を使えば外す事が出来ます
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Tレンチである程度緩めたら指でボルトを緩めていきます。そして最後はエイヤっと手前にボルトを抜くようにして外します。そうしないとオイルの海にボルトを落としてしまうか勢いよく出てくる熱いオイルが手に掛かって大惨事です。慣れてくればレンチにボルトを残したまま引き抜くことが出来ますが、ここは慎重に手で作業します。
ボルトが抜けるとそこから真っ黒になったオイルがドボドボ出てきますので廃油BOXで受け止めます。このウェビックオリジナルのBOXですが吸収が早くあっと言う間に吸い込んでくれます。安い製品ですが非常に使い勝手が良く次回交換時も購入決定です!そしてエンジンオイルですが完全に抜け切るまで結構時間がかかります。急で抜く為に車体を軽く揺すっても良いですが、少し放置しておいた方が簡単です。
次は車体真下のプラグドレーンを外してオイルを抜きます。サイズは19mmと大きいです。車体の真下になりますのでネジが逆になっているので注意が必要です。外す場合はレンチを車体後方側に動かして緩めます。外れたボルトにはOリングが付いていますので落として無くさないように注意します。
これで残ったオイルを真下からオイルを抜くことが出来ます。プラグドレーンにはスプリングとネット状のゴミ受け?がついています。良く見ると小さなゴミなどがついていますので取りつけ前にはパーツクリーナーで綺麗に洗浄しておきます。
今回はオイルフィルターも交換します
最後にオイルフィルターを外します。マジェスティ4D9のオイルフィルターの場所はオイルドレンボルトの左手になります
3本のボルトで止まっていますので外していきます。カバーには方向が分かるように▲がついています。外すとその中にフィルターが入っていますので交換します。フィルターと共にエンジンオイルも出てきますので必ず廃油BOXを下に置いておくのを忘れないように。忘れると床がオイルまみれになってしまいます。
オイル&フィルター交換に必要な部品達
今回交換する部品です。オイルフィルター、フィルターカバーOリング、ドレンワッシャー12mmです。
Oリングやドレンワッシャーなど再利用する方もいるみたいですが、万が一のオイル漏れもありますしそんな高い値段でもないので保険と思って新品に交換しておきます。これだけで安心度が違います。
オイルドレンボルト・プラグドレーン・オイルフィルター、3箇所全てからオイルが抜けたのを確認して元に戻していきます。外した部分から少しオイルが垂れたりしていますのでキッチンペーパーなどで綺麗にふき取ってからボルトを締めていきます。またOリングは組み込む前に薄くグリスを塗っておきます。3箇所全てのボルトが締まっているのを確認したらオイル口からオイルを入れていきます。車体右手に入口がありますのでゆっくり注いでいきます。マジェスティのエンジンオイルの規定量は
フィルター交換した場合は1.7リットル、交換していない時は1.5リットルですので今回はフィルターを交換したので1.7リットルを入れます。
オイルはちょっと豪華にヤマハプレミアムを使用しています。安価なオイルを使っても良いですがスクーターのエンジンは高温でかなり過酷な状態なので少しでも良いオイルを入れておけばトラブルも少ないと思って選んでみました。オイルを入れた後は少しエンジンを回してみてからオイルゲージで容量を測って基準内でしたら完了です。
交換後は・・・
オイルなどが垂れていないか車体を見ながらパーツクリーナーで洗浄しておきます。タイヤやブレーキなどにオイルが付いていたら事故の元になってしまいますから。最後に近所を軽く走ってオイル漏れなどがなければ完了です。オイルを抜く時間も入れて1時間もあれば終了するかと思います。
ヤマルーブプレミアムのレビュー
今回交換したヤマルーブプレミアムですが安価なオイルより軽くエンジンが回るようになりました。特に低速時のエンジンの伸びは素晴らしいです。少しアクセルを開けると、グッとトルクがかかり加速していくのを体感出来るお勧めのオイルです。自分ですればバイクへの愛情も増えますし、工賃分良いオイルを入れることが出来ます。もし可能であれば是非チャレンジしてもらいた作業です。
※上記の作業は自己責任でお願い致します