とにかく伸びて除草が大変。葛(クズ)の完全除草方法

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葛(クズ)はとにかく頑固

夏場になるとどこからともなく生えてくる葛。ツルを伸ばし気が付くと土地を全て覆ってしまって手が付けられなくなります。頑張って表に出ているツルだけを刈ってもまた直ぐに伸びててきしまい、数日で元の状態になってしまいます。

そんな頑固な葛、今回は根絶にチャレンジしてみます!

葛に最強の除草剤「ケイピンエース」

ネットなどの情報を元に購入したのは葛などのつる類に最も効くといわれている つる類防除剤「ケイピンエース」です


これが効かなければ諦めろ、と言われている葛向けの最終兵器になります。

ケイピンエース開封

ちょっと長いマッチ棒のようなものが入っています。本数は50本入りです。

ツル系のものに効果的な薬ですが、葛に使うには一株あたり1~3本ほどみたいです。葛は広範囲に生えているので50本はあっと言う間になくなりそうです。使用方法としては葛の根元に穴を開けて突き刺す、ようです。

使ってみます

自宅のコンクリートの壁から生えた葛です。放っておけばどんどん成長してコンクリート壁を破壊してしまいます。

この根元に突き刺します。今回は電動ドリルを使って事前に4㎜ほどの穴をあけて刺しています。これ以上穴が大きいとガバガバで系ピンエースが留まらないので気を付けて下さい。場所が屋外なのでこんなときは小型の充電式ドリルがあると便利です。


色がついていますが薬液がしみ込んでいるのは色がついていない部分なので(色は目印になっています)その部分がしっかり葛にあたるように処理しました。写真のような太目のツルは根元に1本、株のようになっているものには数本打ち込んでいきます。地味な作業で本数があると結構疲れます。コツとしてはドリルで一気に穴を開けてしまって、次々に刺していった方が効率的です。
改めてみると色がついているので打ち込み処理した場所が分かりやすくて良いです。あとは枯れるのを待ちます

20日後、どうなったのか?

ケイピンエースを打ち込みして20日後、どうなったかというと!

ツルの先端の葉の部分がクシャクシャになり始めています。丁度、5月1日に打ち込んだのですが、例年だったら葛が一気に伸びる時期になりますが全体的にこのような葉が見られてツルの成長が止まっています。

株の部分は・・・こちらも枯れてきています。写真の左手は昨年ノコギリで切断した部分ですがこちらは右のツルと繋がっていたのか更にポロポロになってきています。

離れて見ると分かりやすいですが死んだと思った株から新しいツルを伸ばすのが葛なんですが、生えてきた新しいツルもしっかり枯れています。初夏なのに冬のように枯れた葉が落ちているので効果が一目で分かって良いです。流石ツル向け最強の除草剤、効果抜群です!

注意点

目的の葛だけを枯らすことが出来る万能除草剤、ケイピンエースですが実際に使用してみた注意点としては

根元に打ち込む必要があるので事前に伸びたツルを刈って、根本の株を探しておくと効果的

差し込む穴が必要なので(本数が多いと)電動工具(4mmドリル)必須

思ったより本数が必要。50本なんてアッと言う間になくなる

 

特に電動工具は必須ですね。これがないと全く作業時間が違います。大型のだとツルを貫通、または切断してしまうので適度な穴を開けることができるペンタイプの小型のものが使いやすいです。我が家は下のような工具を持っていたので大活躍でした。

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その後

駆除できた!と思いましたがやはりまた違う場所から生えてきました。葛は根にでんぷんを蓄えていて根絶には時間が掛かりります。ただ、2021年の夏から秋に掛けて除草作業を3回ほど行いましたが確実に枯れているので草刈りの必要がなくなりました。これは大成功だったんじゃないかと思います。

1回で根絶できないので根気がいる作業ではありますが効果は確実に体感できます。グリホサート系除草剤を大量に撒いている方もいますが私としてはケイピンエースでの作業の方が他の植物や環境のためにも安心して出来る作業だと思いますので葛で悩んでいる方、ケイピンエース、オススメです!

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