潮干狩りで採ったアサリ どうやって持って帰るか?
初夏の大潮の時期になりました。この季節は潮の満ち引きも大きく干潮の時間が丁度お昼過ぎなので潮干狩りに最適でGWなどで潮干狩りを楽しむ方も多いかと思います。そんな潮干狩りでゲットしたアサリ、自宅まで新鮮なまま持って帰りたいですよね?自分も良く潮干狩りに出かけますが間違った持って帰り方をしている方を多く見かけます。そんな方の為に最強のアサリの持ち帰り方法をご紹介します。
バケツに海水とアサリを入れて持ち帰るのは絶対NG
この方法をされている方を良く見かけますがこれは一番ダメな方法です。
元々、アサリが住んでいた環境と同じように海水に浸しているから問題ないのでは?と思った方、バケツの中の海水は海の水とは違います。車で持ち帰る際にバケツに海水とアサリを入れたままにすると海水は車内の気温ですぐに温くなってしまいます。海は流れがあるので海水温は上がりませんがこの時期の車内温度はかなり高くなります。温くなった海水はアサリが弱る原因になってしまいます。また水があるとアサリは呼吸しようとして呼吸管を出し動きます。この動くことは更にアサリが弱る原因となってします。また、海水を車内に入れてしまうと万が一こぼれてしまった場合は悲惨なことになってしまいます。そんなことにならない最良の方法は・・・
アサリを眠らせて運ぶ!
アサリを弱らせることなく運ぶためにはまず水を切ります!
水が無いと逆に弱るのでは?と思った方、スーパーなどで販売されているアサリは水を切ってありますが生きていますよね?アサリは意外に強い生き物で水を切って運んでも全然問題ありません。水を切って運ぶのに最適なのは大きめのネットです。アサリをネットに入れてしまえば水きりも簡単です。次にしっかり水を切ったアサリの上に保冷材を置きます。これで暑くなる車内の温度対策とそして冷やすことによってアサリ自体の活動を低下させて眠らせて運ぶことが出来ます。
写真でアサリ10キロほどありますがこれくらいの保冷材で十分冷えます。さらにその上に
新聞紙を敷いて軽く水で濡らせばOKです。これで半日くらいはアサリを元気なままで持ち運ぶことが出来ます。気温が30度近くになるこの時期でも帰宅した時には保冷材の効果でアサリはキンキンに冷えています。
帰宅後は
新聞紙と保冷材を外して真水で汚れを洗います。保冷材で冷やされたアサリはしっかりと口を閉じているので洗いやすいです。大量のアサリを水と一緒にして運ぶとお互い噛み合ったり呼吸管(ベロみたいな奴)が出たりして洗いにくいですが、水切りをして冷却していると口が閉じていますので洗う作業も楽々です。
最後に砂抜きを
潮干狩りの場所から持ち帰った海水を使って砂抜きさせます。(必ず潮干狩りから帰る際は2リットルのペットボトル2本ほど海水を持ち帰りましょう)自宅で食塩水を作ってもかまいませんがアサリが居た場所の海水の方が早く砂が抜けます。ペットボトルの海水は温くなっているかと思いますがアサリがしっかり冷えていますので温くなったペットボトルの水を入れても問題ありません。
この時、野菜などの水切りに使うケースが便利です。(写真の様に内側にスリットが付いている感じの奴です)。内側の奴だけを持ち上げれば砂を吐いたアサリだけ水切りすることが可能です。
最後に新聞紙を掛けて少し暗くして上げれば2時間かからず砂抜きすることが出来ます。
まとめ
潮干狩りは採るのも楽しいですが食べるまでが楽しみです。折角採ったアサリ、自宅で美味しく食べれるように上記の方法で新鮮なまま自宅まで持ち帰りましょう。