ヤマハ 3輪バイク 『TRICITY(トリシティ) MW12』試乗レポート

バイクその他

ヤマハが7月1日に発売したばかりの新スクーター
TRICITY(トリシティ) MW12 に試乗して来ました
元AKB48の大島優子のCMでお馴染みの奴です

まずはそのスタイリングから

IMG_6121.jpg
IMG_6122.jpg
IMG_6126.jpg

いやー、本当に目を引くデザインです。ハッキリ言ってカッコイイです!
元々は2013年の東京モーターショーで市販前提のコンセプトモデルとして発表され、
2014年4月にタイ市場でも販売が開始された124ccの3輪バイクです
まさかこれが日本販売されるなんて思っても見ませんでした
試乗したTRICITYはアクセサリーパーツの
メーターバイザーとバックレストセット、タンデムステップを交換した車両です

因みに125CCなので
最高速度は60km/h
2人乗りOK
価格は356,400円 [消費税8%含む](本体価格 330,000円になります

ハンドル周り
IMG_6142.jpg

メーターは中央にスピードメーター
左に時計とガソリン
右上に温度計、その下に(ODO・TRIP1・TRIP2・OILトリップ・Vベルトトリップ) になります
かなりスポーティーです

キー回り
IMG_6140.jpg

ごく一般的なスクーター仕様です
右に回すとキーのON/OFF、左回すとメットインの開閉になります
この辺のデザインも美しいです

そして、シート下
IMG_6143.jpg
IMG_6148.jpg

メットインスペースはなかなか広いです
カタログでは20?となっていますが、それ以上の広さを感じます
試しにArai ASTRO-IQ XL(61-62)サイズを入れてみましたがピッタリサイズです
125CCのバイクはXLのメットが入らない場合も多いので、これは助かります
(確かPCXはデザインによっては入らないのも多かったです)

IMG_6149.jpg
IMG_6146.jpg

メットインスペースの右前は給油口です
その前の部分はヒューズボックスになっています
そして、シート真裏には車載工具?のドライバーが1本装備されています

IMG_6151.jpg

あと、快適装備のコンビニフックもあります
但しステップが狭いので荷物を掛けるとかなり運転しずらくなりました

IMG_6130.jpg

125CCなので気になるタンデムですが
左右に張り出した、かなりしっかりとしたステップなので
安心してタンデム出来ます
この辺は海外でも販売しているせいかと思います

試乗した感想ですが・・・
本当に安定します(3輪なので当然ですが・・・)
車体の前後重量配分を50:50にした効果でしょうか、本当に安定しているのに驚きます

気になるコーナリングは後輪が2輪タイプの3輪バイクに乗った事がある方なら
分かるかもしれませんが、曲がる時リアを無理やり寝かせて曲がる、そんな感じは全くありません
スムーズに、スーーーッと曲がる、そんな感じです
道路の段差なども、フロントが見事に吸収してくれて快適そのものです

リアブレーキを掛けると同時にフロントも反応してブレーキが掛かります
最初は『あれ?』って思いますが直ぐに慣れます
初心者でもすぐにブレーキの感覚を掴んで快適操作が出来ます

前が2輪だからと言って、車幅が広くなった感じもしません
普通の125CCのバイクと同じ感覚です
すり抜けも可能ですが、あまり轍にハンドルを取られそうなのであまりお勧めは出来ません

気になった点・・・

■足付きは悪いです
私は175cm、体重75キロの体格ですがつま先立ちになります
身長の低い方は3センチ下がるローダウンシート必須かもしれません

■ステップが狭い
狭いステップなのでビッグスクーターや他の125CCのスクーターの様に
足を前に出しては乗れません。まるで椅子に座った様な状態での運転になります

■トルクが少ないです
最高出力が11PSなので仕方無いかもしれませんが
町乗りだとちょっと物足りないかもしれません

■エンジンブレーキが効き過ぎる
エンジンブレーキと言うか前か、フロントが2輪なのでアクセルオフで
かなりタイヤの抵抗感を感じます

■アクセルオン時にウイーーンと高音が鳴ります
(人によっては気になるかもしれません)

IMG_6121.jpg

と色々書いてみましたが、ツーリングで長距離移動、峠を攻める、
とにかく急いで通勤の方向けでは無く
街中でゆっくり走りたい&目立ちたい方にはお勧めです
細かい欠点を除いても欲しくなる、そんなバイク
TRICITY(トリシティ) MW12 でした

タイトルとURLをコピーしました