パイオニア DJ用CDプレーヤーCDJの修理方法

音響機材

パイオニア DJプレーヤーの調子が悪い

購入から12年ほどの我が家のCDJ-700S。最近はタマにしか使わず、使っても普通のCDプレーヤーとして使っていたんですが最近、トラック送りのボタンが利かなくなりました・・・併せてトラックを戻すボタンの調子も悪い。そろそろピックアップレンズの寿命が来る頃ですがまだ直せば使えそうなので分解修理してみました。

 

分解方法

分解の基本、外装を外していきます。このCDJは背面の四隅のネジで止まっていますので、まずはこのネジ4本を外します。これだけであっさり外装カバーを外すことができます。カバーの取り外しは本体上面に向かって真っすぐに持ち上げるようにして開けます。

ここで注意するのは内部にフラットケーブルがあるので誤って切らないように丁寧に分解しましょう。写真の様に本体下部とフラットケーブルで繋がっています(右側がCDJの上蓋部分です)今回調子が悪いのはトラック送りのボタンなので(上蓋の基盤にスイッチがあります)そのあたりの基板を見ていきます。

スイッチ発見

どうやらこの基板にトラック送りのスイッチがついている模様。分解初心者も安心!丁寧に▼のしるしがついていて、ネジが5本あります。この感じだと基盤直付けのタクトスイッチがあるようです。ネジ5本を外すと基板が少し浮きあがりますのでその隙間から基盤のスイッチを押すプラスチックパーツを引き出します。

これで分解せずとも正面からタクトスイッチを確認出来るようになりました。実際にタクトスイッチを押してみるとスイッチを押す感覚が無い。どうやら今回は完全にタクトスイッチがダメになっているみたいです。

代用スイッチに交換

今回、原因のスイッチ早速代替品を探してみます。先ほどから登場している『タクトスイッチ』がこれになります。家電品などでよく使われるタイプですのでネットで探せば同様の商品がすぐに手に入るかと思います。因みにこのタクトスイッチ4本足と2本足のスイッチがありますが、今回は2本足のものでした。またスイッチ自体の長さ(写真の黒い●の部分)も色々種類があるので購入時には注意が必要です。
CDJにピッタリだったのが、『TVDP17-050B-D』です。


トラック「送り」と「戻し」で今回は2個で良いですがネットではお得な10個パックしかありませんでしたσ(^_^;) 他のスイッチも今後駄目になったら交換するかもと思い10個入りパック 270円を購入です。

 

スイッチを交換していきます

スイッチを交換する場所ですが基板にしっかり記載がある親切設計なので間違うことは無いかと思います。 TRKF(トラック送り)とTRKB(トラック戻し) 両方をプリント基板から取り外します。あまり細かい部品ではないのでハンダ初心者でも簡単に取り外して交換できるかと思います。後は逆手順で取り付けるだけで完了です。コツとしてはしっかり熱くなった半田コテでサッと作業するのがポイントです

 

完成

本格的に修理するならば、全バラシにするのが一番かと思いますがスイッチ交換だけなら上記の方法で十分対応可能でした。バラしたついでにピックアップレンズの清掃と本体内部の埃を取り除いておきました。

元々DJ用のCDプレーヤーで耐久性がある機種ですが経年劣化には勝てません。これで寿命が延びるなら万々歳です。お手持ちのCDJのスイッチの調子が悪い方は一度スイッチ交換をお勧めします。で、久しぶりにCDJを触ると最新のCDJが欲しくなったりしますね・・・

 

最新機種は凄い!


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